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ご挨拶 院長 呉屋 良信

私は、昭和60年6月に琉球大学医学部小児科学教室へ入局し、12年間小児循環器を専門に務めて参りました。縁があって平成9年5月8日南風原町津嘉山に「わんぱくクリニック」を開設し、一般診療を中心とした質の高い地域小児医療をめざし、地域に根差した地道な診療をこつこつ続けて参りました。

平成25年8月に現在の地に移転し、病児保育室『わんぱくルーム』(3室)を併設いたしました。少しでも働くお母様やお父様の支えになればと、保育士や看護師・医療車務職員が協力して病児の看護に当っております。

小児の医療は年々変化しており、特に公費予防接種(定期ワクチン)の普及で、はしか(麻疹)や水痘(水ぼうそう)はほとんど診る事がなくなりました。

はしかは小児にとって最も恐ろしい感染症で、ワクチンが定期接種になる以前には毎年 20万人以上の発生報告が有り、1万人以上の死亡報告の年もあったそうです。沖縄県で1998年8月〜99年8月の13ヶ月間に2034人がはしかに感染し、8人の乳幼児が命を落としました。これをきっかけに沖縄県の小児科医を中心に『はしか“D”プロジェクト委員会』が発足し、この運動が全国に広まっていきました。その後「はしか」の流行減少は顕著となり、乳幼児のはしかによる死亡報告もほとんど見られなくなりました。他にも、小児結核や百日咳・Hib や肺炎球菌による髄膜炎なども、定期ワクチンのおかげで激減しております。それまで感染症疾患の治療を中心としていた外来小児医療が、ワクチンを中心とした予防医療や、喘息・アレルギー疾患・内分泌疾患・肥満や生活習慣病等慢性疾患の管理に変わっていきました。わんぱくクリニックも、ワクチンの普及を積極的に推奨しております。

今後、外来小児科医に求められる医療は、増え続ける「発達に問題を抱えているお子さんとその家族」の支援です。

当クリニックは南部を中心に 26ヶ所の保育園・児童園・幼稚園の9託医を受けており、2,500人以上の乳幼児の健康を管理しております。その中で、発達に問題を抱えたお子様が増加し、相談の行き場が見つからないと困されている保護者や保育士さんからの訴えが、多数寄せられる様になりました。これらのお子様たちやそのご家族を支える医療提供を目指して、保育園健診担当の小坂真子医師を中心に、就学前の幼児を対象に、土曜日の午後「発達相談外来」を開設しております。近年、発達相談の数がかなり増え、受診までにお待ちいただく期間が長くなりましたが、できる限りの努力をしておりますのでご容赦ください。

これからも、「わんぱくクリニック」は地域のお子様たちの「こころ」と「からだ」の健康を守るクリニックとして、職員一同が力を合わせ診療を続けて参ります。

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学歴・職歴

昭和59年北里大学医学部卒業

昭和60年6月琉球大学医学部小児科

昭和62年6月与那原中央病院小児科

昭和62年12月琉球大学医学部小児科

平成 9年5月 わんぱくクリニック開設

平成13年8月 医療法人わらべの会開設

平成25年8月 医療法人わらべの会移転

 

所属学会・資格

日本小児科学会(小児科専門医)

日本小児科医会(地域総合小児医療認定医・地域総合小児医療認定医指導者)

その他の役職

沖縄県小児科医会理事

沖縄県小児科医会会長

南部地区医師会理事

南部地区医師会常任理事平成20年7月~令和3年6月

平成26年7月~平成30年6月

平成26年7月~平成30年7月~​

校医

新城小学校、喜屋武小学校、津嘉山小学校、与那原東小学校、具志頭中学校

 

​園医

新城こども園、エミール保育園、くわの実保育園、ぐしかみこども園、具志頭保育園、こちんだこども園、第2エミール保育園、第2ぐしかみ保育園、中央保育園、清ら風保育園、どんぐり保育園、津嘉山保育園、津嘉山幼稚園、なないろ乳幼児園、なのはな保育園、のびる保育園、南風原はなぞの保育園、はえばる保育園、バンビ保育園、船越認定こども園、マイフレンズ保育園、松の実こども園、みつわ保育園、港川保育園、明星保育園、やえせ北保育園、八重瀬わかたけ保育園、よぎ南保育園、与那原東幼稚園、若夏保育園

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